【日本のしごと】カスタマーエンジニア
2020/03/23
カスタマー エンジニアってどんな仕事?
カスタマーエンジニアは、客のもとに行き、
-
コンピュータシステムやソフトウェアの導入
- 客の希望に合わせた調整
- 点検や整備及び修理
を行う技術者です。
情報システムの活用は、社会のあらゆる場面に広まり、
情報化社会における経済活動や行政機能を支える基礎的な技術としてますます重要性が高まっています。
カスタマーエンジニアの役割は、客の情報システムを365日24時間体制で常に安定的に使用できるようにすることにあります。
カスタマーエンジニアの仕事は、
-
コンピュータ機器などハードウェアに関する導入や点検、整備
- ソフトウェアなどコンピュータ・プログラムの導入や調整
に大きく分かれます。
ハードウェアに関しては、コンピュータや関連機器を導入・設置し、正常な機能を守り、
- 機能拡張
- 障害修理
- 操作指導
など、コンピュータシステムを安定して使用するための定期点検や、故障が起こらないようにするための作業を行います。
コンピュータシステムの導入・設置で、コンピュータと印刷用機器などの周辺機器を接続し、
システム全体の点検と調整を行い、客がすぐに使えるようにします。
また、コンピュータシステムが故障したときには、故障の原因を調べて明らかにし、
欠陥のある部品の修理・交換なども行います。
ソフトウェアに関しては、コンピュータ・プログラムやソフトウェア製品を導入して使える状態にし、正常な機能を守り、
- 機能拡張
- 障害修理
- 操作指導
などを行います。
カスタマーエンジニア関連の職業
- 家電修理エンジニア
- パソコン組立・調整工
カスタマーエンジニアになるには?
一般的な学歴は高校卒業以上で、工学の基礎知識か、電子・電気・機械・情報技術などを学んでいると有利ではあります。
特に専門的な学科を学んでいなくても、コンピュータに興味を持っていることが重要となります。
カスタマーエンジニアに必要とされる能力(スキル)は、
- コンピュータ・ソフトウェア・情報通信ネットワークなど技術に関する知識・技能(テクニカルスキル)
- 仕事を進めていくために必要となる「聞く・話す・書く・理解する」能力
- 人と人との関係をうまく構築している能力(コミュニケーションスキル)
に分けられます。
故障を見つけ出して修理するための冷静な判断力と耐える力が求められます。
客への原因の説明などには客に応対する能力も必要となります。
多くの部署で協力して調査することもあるため、他の人と助け合う性質も必要となります。
常に新しい技術情報を学び、最新の点検、整備技術を身につける必要があります。
カスタマーエンジニアのなかで特に管理能力に優れた人は管理職となり、点検、整備技術の管理・指導を行います。
経験を生かしてITスペシャリスト、プロジェクトマネージャーなどへ業務が変わる場合もあります。
関連資格
なし
労働条件の特徴
カスタマーエンジニアは、コンピュータメーカーや点検及び整備のサービス会社、修理サービスを行う販売会社などで働いています。
勤務地は、全国の大都市が中心となります。
労働時間は標準的ではありますが、大型コンピュータシステムの設置や点検では夜間や休日に行われることも多いです。
また、客より昼夜・休祭日を問わず至急の対応を求められることもあり、急な出勤ができる体制をとる場合も少なくありません。
そのため順番で休日出勤や深夜勤務を行うなどシフト勤務をとる場合もあります。
また、カスタマーエンジニアは、常に新たな技術や情報を勉強し、自分自身の他にはない価値を高めていかなければなりません。
特にITの進歩はとても早く、過去の経験や技術が使えなくなることも珍しいことではありません。
ITスペシャリストである限り、自分自身の情報技術を磨き続けることが必要になります。
似ている職業
- 家電修理エンジニア
- パソコン組立・調整工