【日本のしごと】システムエンジニア(ソフトウェア開発)
2020/03/23
N2
システムエンジニア(ソフトウェア開発)ってどんな仕事?
コンピュータのソフトウェアは、
- 一般利用者向けの「アプリケーションソフトウェア」
- それらを効率的に動作させる「ミドルウェア」
- そのミドルウェアを動作させる「オペレーティングシステム」(OS)
の3つに分けられます。
システムエンジニアのソフトウェア開発は、上記のうちミドルウェアやオペレーティングシステムの開発を行います。
ミドルウェアやオペレーティングシステムは、銀行の会計システムや航空券の予約システムなど
様々なシステムが安定して動き、効率よく業務を行うために必要です。
客である会社側の要望・ニーズを聞き取りイメージを具体化
↓
通信・関係ソフトなど関係分野のシステムエンジニアと打ち合わせ
↓
ソフトウェアの詳しい設計を決めて、開発の準備や計画
↓
他社の製品と比較したり、販売数を予測して、開発可能かを判断
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開発決定
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効率的に開発する方法を検討し、ソフトウェアを作成
↓
テスト作業を行い、出荷してよいかどうか判断
開発終了後は問題点を分析し、次の開発に役立てます。
開発したソフトウェアを世の中に広く普及させるために、利用者のニーズを反映したソフトを作成して、
客の求めに応じたシステムを作成することが重要です。
システムエンジニア(ソフトウェア開発)になるには?
一般的な学歴は、大学の情報系、理数系卒業であり、専門的な情報処理教育を受けた人が多いです。
仕事に就くにあたって、情報処理技術者の資格を持っていると有利です。
またコンピュータやプログラム言語に関する基礎があることが望まれます。
経験が浅いうちは上級開発者の設計にしたがって、プログラムの開発・検査作業を行います。
その後、ソフトウェアの設計を行うようになり、最終的にはソフトウェアの企画を行います。
コンピュータは変化が激しいので新しい技術を評価できる基礎的な知識や能力、それを身に付けるための積極性・柔らかい思考力および新技術を製品化する企画力が求められます。
分野によってはアイディアを出す力が重視される場合もありますが、基礎的なコンピュータの知識は必要であり、情報処理教育を受けた人が望まれることが多いです。
グループで作業することが多いため、人間関係を作ることや自分の主張を的確に表現できるコミュニケーション能力も必要です。
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労働条件の特徴
コンピュータメーカーの中でオペレーティングシステムを開発する部署や、ソフトウェア販売会社でプログラムを開発する部署で働きます。
コンピュータメーカーは都市部に多かったですが、最近はネットワーク環境の整備などから事業所を地方に作ることも多いです。
打ち合わせのために客先に出かけて行くこともありますが、通常は自分の会社内で働くことが多いです。
働く時間、休日、休暇などに特徴はありませんが、
人によって勤務時間を変えたりするなど時間帯への制限は少なくなる傾向にあります。
客のコンピュータシステムにトラブルが発生した場合は、
調査や修理のために休日や深夜に作業することもあります。
また、ソフトウェアの納期が近くなると忙しくなることも多いです。
20歳台後半から30歳台が中心で、男性の方が多い傾向があります。
開発はリーダーを中心に数人から数十人のチームで行うことが多く、
一人一人がネットワークでつながれたコンピュータを使用して作業を行います。
労働需要は安定しています。
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