【日本のしごと】経理事務員
2020/03/23
経理事務員ってどんな仕事?
- 材料を買う
- 製品の生産
- 製品の販売
- 給料の支払い
など、会社の日々の活動状況をお金の数字で正しく計算し、資金の流れや財務の状態などをよく理解します。
まず、毎日のお金の管理として入出金伝票や
振替伝票を作り、現金出納帳や総勘定元帳などの帳簿に書きます。
毎月の月末には、勘定科目ごとに合計を計算して、帳簿の残高をはっきりさせ、実際の預金残高などと一致しているかどうか確認し、その月の営業成績や財務状態を明らかにする書類を作成します。
営業成績や財務状態を明らかにする時には、勘定科目ごとに合計を計算し、それをチェックする表などを作成します。
在庫の数の確認を行って在庫商品の残高を明らかにし、表を作成します。
これらの金額をもとにして、
貸借対照表や損益計算書などの営業成績や財務状態がわかる書類を作成します。
また、会社の健康的な経営や合理的な経営管理を行うために、予算をまとめたり管理したりするのに必要な資料を作成します。
社員の給料計算や現金を入れたり出したりする管理などの仕事も行います。
近頃は、経理・会計管理のソフトウエアが広く導入されており、計算や帳簿作成などの作業は手作業ではなくコンピュータ化されています。
経理事務員になるには?
新規学卒者の場合の一般的な学歴は、高等学校、専門学校(経理・会計など)、大学(経済・経営・商学など)などとなっています。
仕事に就くにあたって、簿記の資格を持っていると有利ですが、採用時には資格を求められないことが多いです。
途中からの採用については、決算・財務業務ができるなどの経験者が求められる傾向にあります。
経験があれば、年齢的な制限は少ないです。
- 伝票の作成
- 記帳
- 計算
- 合計を出す
などの簡単な仕事から始めて経験を積み、
- 現金の出し入れ
- 試算表の作成
- 予算・決算・資金計画
などの仕事をするようになります。
決算業務をすべてマスターするには、10年ほどかかります。
仕事の正確さ、速さ、注意力、耐える力、細かいところまでしっかりやる性質が求められます。
関連資格
- 簿記能力検定試験
労働条件の特徴
経理部門は官公庁、各種団体、民間企業関係なく、どこでも必要な部署なので、職場は全国に渡ります。
働く時間は9時から17時が一般的です。
決算期には日常業務を行いながら
決算処理を行うため、残業時間が多くなることがあります。
経理事務員の年代は多様で、20~50歳代まで、幅広い年代の人が働いています。
労働需要は安定しているといえます。
経理部門は機械化による省力化の傾向にあるので、将来的には、単純な計算や帳票作成の業務は少なくなり、より専門的な会計や経営に関する知識が重視されるようになると考えられます。
データで見る経理事務員
仕事に就いている人の数(計)
2269180人
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