【日本のしごと】通信販売受付事務員
2020/03/25
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通信販売受付事務員ってどんな仕事?
カタログや送られてきた案内、新聞広告やテレビなどで商品を探した消費者が、
電話やファックス、郵便、インターネットなどを通じて連絡をとってきた際に、
商品やサービスについての問い問わせに応じたり、注文を受ける仕事をします。
消費者から受けた注文は、コンピュータに入力します。入力したデータは配送伝票となり、商品を送る部署へ送られます。
商品は商品の管理や配送などを行う倉庫を通じて出荷され、消費者のところに届きます。
また、消費者の注文内容に関するデータや問い問わせの内容は記録してコンピュータに入力し、整理分類して、
後の販売方法を考える上での重要なデータとしてためておきます。
また、取り扱っている商品やサービスに関する問い問わせや資料請求に対応したり、住所や電話番号の変更があった場合には適切に処理をします。
消費者からのクレームや苦情があった場合にも対応するなど消費者と会社とのコミュニケーションの窓口的な役割も果たします。
消費者からの生の声を吸い上げる部署として、商品企画や広告制作などの部署と連絡を取り合うことが重要となっています。
通信販売受付事務員になるには?
学歴については高卒、短大卒が一般的であるが、仕事に就く上で特別な知識や能力は必要とされません。
採用は、学校を通じた求人による定期採用のほか、販売規模の拡大に応じて臨時的な採用を求人広告を通じて行うことがあります。
業界の規模拡大の動きに伴い、途中からの採用を増やす企業も増えています。
仕事に就いてから、OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)を数週間行い、実際の具体的な仕事を学びます。
実際の対応を通じて得た様々な経験を生かしていくことによって、通信販売における実際の具体的な仕事や客への対応力を磨くことができます。
- 通信販売の主な商品である繊維製品に関する「衣料管理士」
- 「繊維製品品質管理士」
- 「消費生活アドバイザー」
の資格を持っていると役に立つ場合があります。
関連資格
- 衣料管理士
- 繊維製品品質管理士
- 消費生活アドバイザー
労働条件の特徴
通信販売会社は地域的には都市部に多いが、店を持たない販売という営業形式から、また、地域産業からの通信販売への進出も増えていることから、日本全国色々なところにあります。
注文受付時間が午前9時から午後9時頃となっているためシフト制勤務で対応します。
新製品がテレビ等で紹介された場合などは注文が一度に大量に入るため、注文に対する対応は急激に忙しくなります。
休日、休暇などは一般事務職とほぼ同様の条件となっています。
若い女性に通信販売の利用者が多いことから、仕事に就いている人にも若い女性が多いです。
正社員のほか、受付時間の延長などに伴って短時間労働者も増えています。
様々な年代の客に対応するために幅広い年代が働いています。
データで見る通信販売受付事務員
仕事に就いている人の数(計)
9314766人
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