【日本のしごと】医療事務員
2020/03/25
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医療事務員ってどんな仕事?
病院において、診療費用を請求するための書類(レセプト)の作成を行ったり、窓口において、外来の受付診察料の診療費用、入退院の手続きなどを行います。
診察が終わった患者のカルテを見て、診察の内容、検査の種類、薬の量などをコンピュータに入力して点数化し、患者が自己負担する金額を計算します。
患者ごとに点数を整理表に入れ、1ヶ月間の点数を計算して、レセプトと呼ばれる診療報酬診療費用明細書を作成します。
多くの病院において保険診療費用事務はコンピュータで処理されるため、気が付かない点や誤りがないかどうか、作成されたレセプトのチェックを慎重に行います。
レセプトは、毎月の決められた期日までに健康保険組合に提出します。
また、窓口において外来患者の受け付けを行ったり、新規患者のカルテを作成したり、診察料の計算と会計をしたり、カルテの整理と管理をしたり、入退院の手続きをしたりすることもあります。
貸出ししている間、貸出し先の状況に注意し、管理するのも重要な仕事となります。
医療事務のやりがいと6つの魅力|日本医療事務協会
医療事務員になるには?
学校卒業後すぐに仕事に就くことは少なく、専門学校や通信教育などで薬価点数や診療報酬点数の計算方法、診療費用書の作成の仕方、カルテの見方などを勉強してから、仕事に就く場合が多いです。
特別な国家資格は必要ではありません。民間の医療事務の資格を持っていれば有利であるが、仕事に就くのに必要な条件ではありません。
診察料と使用した薬の点数など簡単な計算から始めて経験を積み、レントゲンや注射、手術、入院料など複雑な点数計算をするようになります。
書類に書き写して点数を計算する繰り返し作業のため、長くやり続ける力のいる仕事です。
気が付かない点や間違いがないように注意深さが求められます。
医師の指導を受けながら経験を積み重ね、多くのカルテで仕事をし、慣れることが必要です。
関連資格
- 医療保険診療費用事務員
- 診療報酬診療費用事務
- 医療事務技能審査試験
労働条件の特徴
病院に必ず必要な部署であるため、全国どこの病院でも需要があります。
全国の医療機関、病院などで正式に医療事務員として働いている人たちは25万人ぐらいと推測されます。
病院の診察時間中に勤務し、診察が休みの土日などが休日となります。
また、大きな病院では、救急患者の受け入れに備えて夜勤をしたり、順番に休日に出勤して入院患者の事務手続きをすることもあります。
レセプトの提出日が決められているため、その時期は忙しくなり、残業することもあります。
大きな病院では正式な事務職となることが多いが、小さい病院や診療所などでは短時間労働者で働くことが多いです。
人材派遣会社から病院に派遣されたり、病院と直接契約してフリーで働くこともあります。
データで見る医療事務員
仕事に就いている人の数(計)
2269180人
似ている職業
- 診療情報管理士
- 経理事務員