日本の 宗教 「仏教」 と 「神道」
2021/02/04
N3
日本の 代表的な 宗教である 仏教と神道
日本の 宗教は 「仏教」と 「神道」が 有名です。
仏教は 世界中 で 有名な 宗教です。
しかし、 神道は 日本にしか ない 宗教です。
この記事では 「仏教」と 「神道」 について、 簡単に 紹介 します。
仏教とは
仏教は 約2500年前に インドで ブッダが 始めた 宗教です。
仏教徒は アジアの 国に 多いです。
仏教は 538年に 朝鮮半島から 日本に 伝わりました。
今、 日本には 8000万人以上の 仏教徒が います。
6世紀の 中頃に、 伝統的な 神道を 守りたい 人と 仏教を 信じたい 人が あらそいました。
そして、「聖徳太子」という 天皇家の 人が リーダーとなって、 神道と 仏教を 両方 大切にすると 決めました。
天皇家は 6世紀から 12世紀まで 仏教を とても 大切に していました。
例えば、聖徳太子は 「法隆寺」や 「四天王寺」という お寺を 建てました。
聖武天皇は 大きくて 有名な 大仏が ある 東大寺を 建てました。
19世紀の 後半に 神道と 仏教を 区別する せいさくが 作られて から、日本の 国の 宗教は 「神道」に なりました。
そのため、神道が 強くなって 仏教が 弱くなりました。
これを 「神仏分離」と 呼びます。
しかし 日本には 今も たくさんの 宗派の 仏教が あり、たくさんの 仏教徒が います。
お寺の かたち
お寺は 神社と 同じ 大きさの ものから 神社よりも 小さな ものまで 全部で 7万7千寺 くらい あります。
※お寺は 「1寺・2寺…」と かぞえます。
お寺には 「山門」と 呼ばれる 入り口や いちばん 大事な 仏像が ある 「本堂」、そして
お坊さんが 暮らしている 「方丈」、 大きな 鐘が ある 「鐘突き堂」 などが あります。
大きな お寺には 「本堂」以外にも たくさんの お堂や 塔、そして 山門を 守る 「仁王像」などが あります。
神道とは
例えば 仏教は ブッダ、キリスト教は キリスト、イスラム教は ムハンマド が 「開祖」です。
でも、神道には 開祖が いません。
また、経典や 聖書も ありません。
神道の 歴史
神道が いつ できたかは わかりません。
日本人は 一万年以上 前から 山や 海などの 自然の 中に いろいろな 神様が いると 考えてきました。
3世紀には 天皇の 祖先を まつるために 「伊勢神宮」 や 「大神神社」 が作られました。
そして、天皇家や けんりょくが ある 人が 亡くなったら、その 人を 神様として まつる 神社が 増えて いきました。
神社のかたち
日本には 伊勢神宮や 明治神宮の ように 大きい 神社から 村に ある 小さい 神社まで 全部で 10万社 以上の 神社が あります。
※神社は 「1社・2社…」と かぞえます。
神社には 「鳥居」と よばれる 入り口や おまいりの 前に 手を あらう 「手水舎」、そして 神様を まつる「本殿」 や 神様を まもる 「狛犬」 があります。
それぞれの 宗教を 信じている 人の 数
日本には 神道を 信じる 人が 約8,722万人、仏教を 信じる 人は 約8,434万人、キリスト教を 信じる 人は 約192万人、その他の 宗教を 信じる 人は 約774万人 います。
仏教と 神道の 両方を 信じている 日本人も 多いです。
日本人の 考える 宗教
日本の 伝統的な 行事は 「神道」に 関係が ある ものと 「仏教」に 関係が ある ものに 分けることが できます。
神道の 行事
- 初詣(はつもうで):一年の はじめの 日に 神社に 行きます。お寺に 行く 人も います。
- 厄払い(やくばらい):悪い 運を なくして もらうために 神社に 行きます。
これらは、 健康や 安全を おいのりする 行事です。
- 初宮参り(はつみやまいり):子供が 産まれたら、元気な 成長を お祈りします。
- 七五三:子供が 3歳、5歳、7歳になったら、神社で とくべつな お祈りを して もらいます。
これらは、子供の ための 行事です。
- 結婚式:着物を 着て 神道の 結婚式を する 人も います。神道の 結婚式では 神社や 結婚式の 会場に ある せんようの 場所で 神主に お祈りを して もらいます。仏教の 結婚式も ありますが、仏教の 結婚式を する 人は あまり いません。
仏教の 行事
- お葬式(そうしき):だれかが 亡くなった 時の 行事を 「おそうしき」 と言います。お葬式では お坊さんに お祈りを して もらいます。神道の お葬式も ありますが、仏教の お葬式を する 家が 多いです。
- お盆(ぼん):8月に ある、亡くなった 人を 思いだす ための 行事です。
神道と 仏教
神道にも 仏教にも 「聖地」という 特別な 場所が あります。
そして、聖地に 行くための 特別な 旅行を 「巡礼」と いいます。
仏教の 聖地の 巡礼も、神道の 聖地の 巡礼も 昔から 人気が ありました。
1回の 巡礼で 仏教の 聖地と 神道の 聖地の 両方に 行っても だいじょうぶです。
日本人は 神道と 仏教を あまり 区別しません。
場合に よって 使い分けます。
田舎には 神道の 神様の ための「神棚(かみだな)」 と 仏教の 仏様の ための 「仏壇(ぶつだん)」 の 両方が ある うちも 多いです。
まとめ
日本人は 神道と 仏教を あまり 区別 しません。
お寺の 建物と 神社の 建物を あわせて「寺社仏閣」と 呼んだり します。
仏教も 神道も 日本人の 生活の 一部です。
大きい 神社や お寺は 有名な 観光地です。
小さい 神社や お寺も たくさん あります。
日本に 来たら ぜひ 一度 行ってみて ください。